趣旨

リーフレット (PDF: 1.3MB)

本事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン in USA—日米基層文化の邂逅」は、作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲/1850-1904)の渡米150年を記念して、米国内ハーンゆかりの3都市(ニューヨーク、シンシナティ、ニューオーリンズ)で開催するものです。ハーンが見出した日米両文化の本質に迫る理解を再評価し、同時にハーンの精神性の特色でもあり、21世紀の持続可能な共生社会に必要不可欠な「オープン・マインド」の精神性を発信し、日米相互理解と日米親善の一層の進展に寄与することを目的としています。

ハーンの本質に迫る日本理解が、上記アメリカ3都市での先駆的な民俗学者の眼を持ったフィールドワーカーとしての活動の上に成り立っていることは言うまでもありませんが、それを明らかにする有効な方法として、ハーンの作品朗読による「小泉八雲朗読のしらべ」『怪談—恐怖の底より聴こえる救いの呼び声』(俳優・佐野史郎とギタリスト・山本恭司+曾孫・小泉凡の講演)、プレ・パフォーマンスとして書家の七澤菜波による「墨書パフォーマンス」、そしてエバレット・ブラウンの湿版写真展「オープンライフを求めて—ラフカディオ・ハーンの日本」を開催します。

これにより、ラフカディオ・ハーンの本質に迫る文化理解と多面性が、文学、アートという切り口から米国市民に発信され、ひいては2020年の東京オリンピックに向けて、日本へのインバウンドの拡大につながることも期待されます。文学、芸術、観光を視野に入れた新しい文化事業となることを期待すると同時に、オープン・マインドな視点に立った新しい世界の交流の在り方を探っていきたいと思います。


開催期間
2019年10月10日(木)―2020年1月5日(日)

開催地
ニューヨーク
シンシナティ
ニューオーリンズ

主催
八雲会

共催
松江市

協力
ジャパン・ソサエティー
日本クラブ
ジャパン・アメリカ・ソサエティー・グレイター・シンシナティ
シンシナティ日本研究センター
アメリカ・ハーン・ソサエティー
ニューオーリンズ・ジャパン・ソサエティー
テュレーン大学
ヒストリック・ニューオーリンズ・コレクション

協賛
オリックス・コーポレーションUSA 他

後援
在アメリカ合衆国日本国大使館
島根県
ニューヨーク日本商工会議所

助成
日本万国博覧会記念基金
東芝国際交流財団

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